魚人島 じんべえ
Q.お店のコンセプトを教えてください。
地魚をメインに楽しんでもらうお店です。店名の「じんべえ」はジンベエザメからとったものですが、ジンベエザメは海を泳いでいるだけでいろいろな魚が集まってきます。この店も「いろんな魚を扱いたい」という思いから「じんべえ」になりました。創業より12年です。
Q.お店の楽しみ方は?
水揚げされる魚が毎日違うので、例えば今週はカンパチ、来週は違う魚というふうに、いろいろな旬の魚がその日その日で味わえる店です。田中水産さんにご協力をいただいて、見たことのないような魚を積極的にお出ししています。お客様はサラリーマンの方が多いかもしれません。わいわいと賑やかな雰囲気の店です。
Q.お店のこだわりは?
その日に水揚げされた良い魚をお出しするようにしています。魚には旬があり、例えばサワラは魚編に春と書いて「鰆」ですが、本当に美味しい旬は寒ザワラと呼ばれる冬のもの。また5月、6月ならイサキ、という感じで、そのときどきの一番美味しい魚をお出しするようにしています。
Q.お店の一押しメニューは?
お刺身です。高コスパのコース料理もおすすめです。3種類の価格で、量や魚種が変わります。お米にもこだわっていて、伊佐の小北農場の『伊佐黄金米ヒノヒカリ』を使っているのですが、これがとても美味しいのでぜひ食べていただきたいです。個人的におすすめしたい食べ方は卵かけご飯。ご飯の美味しさが引き立ちます。ウニおにぎりも人気です。
Q.深海魚メニューにはどういったものがありますか?
お刺身、唐揚げ、塩焼きの3種類が定番です。「本日のおすすめ」でも水揚げ次第でお出しします。よく使う魚はタカエビ、ヒメアマエビ、メヒカリ。「うんまか深海魚」が目当ての県外からのお客様も多いです。
Q.深海魚の美味しさとは?
深海魚にもいろいろあります。例えばハマダイは食感がコリコリとして、刺身で食べると絶品。メダイはしっとりと柔らかい旨みがあります。一口に深海魚と言ってもそれぞれに特色があるので、どれが上かというのではなく、魚に合わせた料理で味の幅が広げられるのが深海魚です。
Q.深海魚の食材としての魅力は?
私たち飲食店としてはとにかく料理をお出しし、食べてもらうこと、そして魚のことを知ってもらうのが仕事です。深海魚を使って「こういう料理があるんだ、美味しいんだ」と知っていただくことが、食材としての認知拡大に繋がると思います。県外観光客の方にも観光食材としての魅力を伝えていきたいです。
Q.深海魚を食べたお客さんの反応は?
驚かれますね。各テーブルにうんまか深海魚の一覧表を置いてますが、それを見て料理を頼まれたお客様が、実際の味のよさに驚かれています。
Q.七窪について
酒の卸問屋さんにおすすめの銘柄を尋ねたときに、七窪を紹介されました。すっきりとして、刺身などの繊細な料理にも合うと思います。
魚人島 じんべえ
ジンベイ